初心者必見！VEGAS Movie Studioの使い方完全ガイド：簡単にプロ動画を編集する方法

VEGAS Movie Studioはダウンロード版とパッケージ版の2つの選択肢があります。ダウンロード版であれば、公式サイトからすぐにインストールを開始できます。一方、パッケージ版はディスク製品を購入する必要がありますが、初心者にはパッケージ版がおすすめです。付属のマニュアルやチュートリアルビデオがあり、インストールや使い方が分かりやすくなっています。インストール手順は以下の通りです。

• 1.ダウンロードファイルを実行するか、パッケージ版のディスクをドライブに挿入します。
• 2.表示される画面の指示に従ってインストールを進めます。
• 3.インストール完了後、VEGAS Movie Studioを起動します。

VEGAS Movie Studioを初めて起動したら、動画編集に適した設定を行いましょう。設定項目は以下の通りです。

• プロジェクトビデオプロパティ: 編集する動画のフレームレート、アスペクト比、解像度などを指定します。
• レンダリング設定: 動画出力時の設定を行います。ファイル形式、ビデオコーデック、ビットレートなどを選択できます。
• キーボードショートカット: 頻繁に使う操作にキーボードショートカットを割り当てると、作業効率が上がります。

これらの設定を適切に行うことで、作業がスムーズになり、期待通りの動画が作成できるようになります。

まずは編集したい動画ファイルをVEGAS Movie Studioに読み込む必要があります。メディアプールに動画ファイルをドラッグ&ドロップするか、メニューから読み込む方法があります。読み込んだ動画は、タイムラインに配置していきます。複数の動画をつなげたり、重ねて合成したりと、様々なレイアウトが可能です。動画の配置は以下の方法で行えます。

• タイムラインにドラッグ&ドロップする
• タイムラインを右クリックし、メニューから「メディアの挿入」を選ぶ
• メディアプールからタイムラインにクリップをクリック&ドラッグする

動画の編集では、不要な部分を削除したり、動画を分割したりする操作が欠かせません。VEGAS Movie Studioでは、トリミングとスプリッティングという機能でこれらの作業ができます。トリミングとは、動画の一部分を切り取ることです。タイムラインのクリップを選択し、トリミングツールからクリップの始点や終点をドラッグして調整します。不要な部分は削除されます。一方、スプリッティングは動画を複数の部分に分割する機能です。分割したい位置でクリップを右クリックし、「スプリッティング」を選択するだけで簡単に分割できます。これらの基本機能を使いこなせば、動画を自由に編集できるようになります。

カラーグレーディングとは、動画の色味を調整する機能です。VEGAS Movie Studioの高度なカラーグレーディングツールを使えば、プロ並みの画質調整ができます。例えば、以下のような調整が可能です。

• 全体の明るさやコントラストの調整
• 色合いの変更 (より暖かみのある色調にしたりクールな色調にしたりできます)
• 特定の色のみを選択して調整する「カラーセレクター」機能
• ハイライト部分やシャドウ部分のディテールを補正する機能

カラーグレーディングを上手く活用すれば、印象的で魅力的な映像を作り出せます。InstagramなどSNSで人気の映像作品にも、洗練されたカラーグレーディングが施されています。

動く被写体に合わせてオブジェクトを追従させる機能を、モーショントラッキングと呼びます。例えば、動画内の人物や物体の動きに合わせて、その上にテキストやロゴ、画像などを重ねることができます。VEGAS Movie Studioには高性能なモーショントラッキングエンジンが搭載されており、正確な追従が可能です。モーショントラッキングを利用すると、以下のようなシーンが作れます。

• 歩く人物の上に毎回文字が表示される
• 空を飛ぶ鳥の後をロゴマークが追いかける
• 車両の移動に合わせて広告バナーが付いてくる

切り取った静止画を動画に合成する際にも、モーショントラッキング機能は役立ちます。綺麗に合成するには欠かせない機能です。

マスク機能を使えば、動画の一部分を切り抜いたり、特定の領域のみを強調させたりできます。マスクには色々な形状のものがあり、任意の領域を選択して適用できます。さらに、マスクにアニメーションをつけて、あたかも絵の上で動いているようなエフェクトを出すこともできます。マスク機能の具体的な活用例は以下の通りです。

• 写真のように動画の一部を切り抜いてフレーミングする
• 動画中の製品やロゴなどを強調するためのスポットライト効果を出す
• マスクに付けたアニメーションで、視線を動かしたい場所に誘導する

VEGAS Movie Studioのマスク機能はとても高機能で、プロ級の作品作りに貢献します。習熟が必要ですが、マスターすれば動画表現の幅が格段に広がります。

音声に様々なエフェクトをかけられるのが、VEGAS Movie Studioの大きな特徴です。用意されているオーディオエフェクトには以下のようなものがあります。

• ノイズ除去
• リバーブ
• ディストーション
• イコライザー
• コーラス/フランジャー

例えば、音声にリバーブをかけることでエコー効果が出せるので、雰囲気作りに役立ちます。ディストーションをかければギターのようなサウンドに、コーラスをかければ複数人が歌っているようなサウンドに加工できます。音声を劇的に変えることで、新しい表現が生まれます。

1つの動画に複数の音声トラックを割り当てられるのもVEGAS Movie Studioの特徴です。例えば、BGMとナレーション音声を分けたり、音効果音源を別トラックに置いたりと、音源を整理して編集できます。さらに音声トラックは自由に分割でき、一部分だけをエフェクトをかけたりミュートしたりなど、細かい編集が可能です。この柔軟な音声編集機能は、高度な動画制作を行う上で非常に重要です。プロの映画やCMを見ると、音声がこの機能で緻密に作り込まれていることがわかります。

VEGAS Movie Studioではさまざまな形式で動画をエクスポートできます。主な出力形式は以下の通りです。

VEGAS Movie Studioの大きな特徴として、DVDやBlu-rayディスクへの直接出力が可能です。メニュー画面の作成や複数のムービーを収録したりと、ディスクオーサリング機能が充実しています。完成した動画作品をディスク化して家族や友人に見せたり、記念にしたりできます。ディスク出力の際は、ビデオ形式やアスペクト比、メニューのテンプレートなど、細かい設定を行う必要があります。事前に設定を確認しておくとスムーズにディスクを作成できます。