AI動画作成

【最新AI】撮影なしで動画が作れる?Runway Gen-2・Pikaの使い方と「素材不足」を解消するプロの生成テクニック

はじめに

「クライアントから『近未来的な都市の映像を入れて』と言われたけど、そんな素材ないよ…」「海の映像が欲しいけど、撮影に行く予算も時間もない…」
動画編集者なら誰しも一度はぶつかる「素材不足」の壁。
これまでは、高いお金を払って有料素材サイト(Stock Video)を契約するか、諦めるしかありませんでした。
しかし2026年現在、私たちは魔法の杖を手に入れました。
「AIに言葉で指示するだけで、この世に存在しないオリジナルの動画素材が作れる」時代の到来です。
本記事では、ハリウッドも注目する動画生成AIRunway Gen-2や、アニメ生成に強いPikaを使って、「足りない素材(Bロール)」をゼロから生み出し、実案件レベルまでクオリティを高める動作を徹底解説します。

1. 「動画生成AI」って何ができるの?基礎知識

ChatGPTが「テキスト」を作るように、RunwayやPikaは「ビデオ(映像)」をゼロから生成します。
まずは、何ができて何ができないのか、その限界と可能性を知りましょう。

えっ、カメラで撮ってないのに映像ができるの?なんか怖い…。著作権とか大丈夫なの?
猫娘

ひろぼー
最初は驚くよね。でも仕組みはシンプルで、AIが大量の映像データから「波の動き」や「光の反射」を学習して、新しい映像を合成してるんだ。誰かの映像をコピペしてるわけじゃないから、オリジナルの素材として使えるんだよ。

Text to Video(言葉から動画へ)

「A cat eating pizza(ピザを食べる猫)」と入力するだけで、その通りの動画が生成されます。
撮影不可能なシーンや、ファンタジーな世界観を作るのに最適です。
ただし、AIは物理法則を無視することがあるため、指の数がおかしかったり、人が壁をすり抜けたりすることもあります。

Image to Video(画像から動画へ)

実用性が高いのはこちらです。
Midjourneyなどで作った「綺麗な静止画」や、自分で撮った写真をアップロードし、それを動かします。
「この写真の雲だけ流して」「焚き火の炎だけ動かして」といった指示が可能で、構図が崩れないため、プロの現場ではこちらが主流です。

実案件での「賢い使い所」と限界

今のAI動画は、まだ「長時間のドラマ」を作るのは苦手です(数秒で顔が変わったりします)。
しかし、以下のような**「数秒のイメージカット(Bロール)」**としては最強の威力を発揮します。

* **オープニングの背景**:サイバーパンクな街並み、幻想的な森
* **イメージ映像**:「抽象的な思考」や「脳内のシナプス」など、撮影不可能な概念映像
* **つなぎの素材**:コーヒーから湯気が出ているだけの静かな映像

メインの被写体はカメラで撮り、「背景」や「雰囲気作り」の素材をAIで作って補う動作 が、プロの現場でのトレンドです。

著作権と商用利用について

ここが一番気になるところですよね。
RunwayやPikaの有料プランでは、基本的に**「商用利用可能」**とされています。
ただし、以下の場合はNGです。

* 有名人の顔を生成する(肖像権侵害)
* 既存のアニメキャラを生成する(著作権侵害)

あくまで「オリジナルの風景や人物」を作るツールとして使いましょう。規約は頻繁に変わるので、使う前に必ず公式サイトをチェックしてください。

【合わせて読みたい!AI動画編集って難しい?初心者でも使える最新ツール解説|RunwayからCapCutまで完全ガイド】

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2. 最高峰の映像美「Runway Gen-2」の使い方

ハリウッド映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のVFX制作チームも開発に関わったツールRunway。その最新モデル「Gen-2」は、実写と見分けがつかないほどのクオリティを出せます。

「Motion Brush」で動きを支配する

Runwayの最強機能がこれです。
静止画をアップロードし、動かしたい部分だけをブラシで塗ります。

* **空を塗る** → 雲が流れる
* **川を塗る** → 水が流れる
* **髪を塗る** → 風になびく

「全体が動いてグニャグニャになる」というAI動画の弱点を克服し、動かしたい場所だけをピンポイントで動かす動作 が可能です。

「Camera Control」で演出を加える

まるで本物のカメラマンのように、カメラワークを指定できます。

* **Horizontal**:カメラを左右に振る(パン)
* **Zoom**:ズームイン・ズームアウト
* **Roll**:画面を回転させる

静止画に「ゆっくりズームイン」を加えるだけで、一気にシネマティックな映像になります。Premiere Proでキーフレームを打つよりも自然で立体的です。

4秒の壁を超える「Extend(延長)」機能

通常、生成される動画は「4秒」ですが、これを最大16秒まで延長できます。
生成された動画のラストフレームを基準に、AIが「続き」を作ってくれるのです。

1. 4秒の動画を作る。
2. 「Extend」ボタンを押す。
3. さらに4秒生成される(計8秒)。

これを繰り返すことで、ショート動画1本分くらいの尺を作ることができます。ただし、長くすればするほど映像が崩れやすくなるので注意が必要です。

3. アニメ調・加工が得意な「Pika」の使い方

もう一つの巨頭がPikaです。Runwayよりもアニメ調や3Dキャラクターの生成が得意で、DiscordだけでなくWeb版も登場して使いやすくなりました。

リップシンク(口パク)でアバターに命を吹き込む

Pikaの最大の特徴にして最強の機能が、**「Lip Sync(リップシンク)」**です。
人物の動画や画像をアップロードし、喋らせたい音声データ(またはテキスト)を読み込ませると、口の動きをAIが自動で合わせてくれます。

* **活用例**:顔出ししたくないYouTuberが、AIで作った美女アバターに台本を読ませる。

これにより、「演者不在」でも解説動画を量産する動作 が可能になります。

部分修正(Inpainting)で服を着せ替える

「動画の中の服の色だけ変えたい」「サングラスをかけさせたい」
Pikaなら、動画の一部を選択(マスク)してプロンプトを入力するだけで、動画を再生したままアイテムを追加・変更できます。

* **Modify Region**機能を使います。
* 服を選択して「red dress」と入力すれば、赤いドレスに変わります。

もはや「再撮影」は不要です。AIで修正すればいいのです。

動画のスタイル変換(Video to Video)

自分がスマホで撮った動画を、アニメ風やクレイアニメ風に変換できます。
自分の動きに合わせてアニメキャラが動くので、TikTokのダンス動画などで流行しています。

* プロンプトに「in Studio Ghibli style(ジブリ風)」などと入力するだけ。

顔出ししたくない人のための、新しい表現方法として定着しつつあります。

4. 生成した動画をPremiere Proで活用するプロの技

Premiere ProでのAI素材活用

AIで作った動画は、そのまま使うと「画質が荒い」「動きがカクカクする」などの問題があります。
ここでプロの編集者の腕の見せ所です。Premiere Proでひと手間加えて、実写素材に馴染ませましょう。

せっかく作ったのに画質が悪かったら使えないよ…。
猫娘

ひろぼー
諦めるのは早い!編集ソフトの力を使えば、AI素材の弱点をカバーできるんだ。これから教える3つの魔法をかけてみて。

① 低画質を救う「アップスケーリング」

Runwayなどの出力は、無料版だと720p(HD)程度が限界なことも多いです。
これを4K動画に混ぜるとボヤけます。

* **Topaz Video AI**(有料)などのAIツールで高画質化するのがベスト。
* Premiere Proなら、**「アンシャープマスク」**エフェクトを薄く(適用量30〜50)かけることで、輪郭をくっきりさせることができます。

② カクカクを直す「オプティカルフロー」

AI動画はフレームレートが低かったり、動きが不自然だったりします。
これを滑らかにするには、スローモーションを使います。

1. クリップの速度を「50%」などにする。
2. 「時間補間」の設定を**「オプティカルフロー」**にする。

こうすることで、足りないコマ(フレーム)をPremiereが自動生成して補完してくれます。驚くほどヌルヌルとした映像になります。

③ 色味を馴染ませる「カラーマッチ」

AIが作った映像は、コントラストが強すぎたり、色が独特だったりします。
メインの実写カメラの映像と並べると浮いてしまいます。

1. Lumetriカラーパネルを開く。
2. 「カラーホイールとマッチ」>**「カラーマッチ」**をクリック。
3. 参照元(実写カメラの映像)を選ぶ。

これで、AI素材の色味を実写素材に合わせて自動調整してくれます。「AIで作った」とバレないように加工して使う動作 が、編集者の質の高さを示します。

【合わせて読みたい!「AIに仕事を奪われる?」と怯える前に。動画編集者が今すぐ使うべき「神AIツール」と共存戦略】

Contents1 はじめに2 1. Premiere Proの「AI機能」をフル活用する2.1 「リミックス機能」で音楽をピッタリ終わらせる2.2 「スピーチを強調」でノイズを一掃する2.3 「シー ...

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まとめ

「撮影に行けない」「素材がない」「イメージ通りの絵が見つからない」
そんな言い訳は、もう通用しない時代になりました。
あなたの頭の中にあるイメージは、AIを使えば数分で映像化できます。

  • Runway Gen-2:リアルな実写風Bロールを作るならこれ
  • Pika:アニメ調やキャラクターを喋らせるならこれ
  • Premiere Pro:生成された動画を高画質化して仕上げる

AIはクリエイターの仕事を奪う敵ではありません。**「24時間文句を言わずに素材を作ってくれる最強のアシスタント」**です。
まずはRunwayの無料版で、「futuristic city(未来都市)」と入力して生成ボタンを押す動作 から始めてみてください。その数秒の映像が、あなたの動画のクオリティを劇的に引き上げ、クライアントを驚かせることでしょう!

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ひろぼー

ひろぼーと申します!X(旧Twitter)フォロワー6500人超え、動画制作200件超え、動画制作は独学で学びました!多くのクライアントやプロジェクトで培ったスキルと独学ならではの学びと経験からあなたのメッセージを効果的に伝えるコンテンツを提供します!

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