iPhoneでプロ並みの映像を作る究極ガイド

動画の画質は、少なくとも1080p HD/30fpsに設定しましょう。4K/60fpsの高解像度なら、より高品質な映像が得られます。最新のiPhoneでは、4K対応が当たり前になっています。さらに高度な設定として、フレームレートの調整も有効です。通常の30fps以外に、60fpsを選ぶことで、スロー再生した際のなめらかさが増します。一方、24fpsを選べば、映画ライクな雰囲気を出せます。

明るすぎる映像も暗すぎる映像も見づらくなってしまいます。iPhoneのカメラアプリでは、被写体をタップすることで露出を自動調整できます。手動で調整する場合は、適切な明るさになるよう注意しましょう。逆光の場合は、HDRモードを使うと良いでしょう。HDRモードでは、明るい部分と暗い部分の詳細を同時に保つことができ、コントラストが適切な映像が撮影できます。

単調な構図では、魅力的な動画にはなりません。被写体の周りを移動しながら、さまざまなアングルから撮影するよう心がけましょう。また、ルールオブサードや遠近法などの構図の原則を意識すれば、バランスの良い映像が得られます。物体の配置や人物の視線の向きなど、細かい部分にも気をつけましょう。
<アングル/説明>

• アイレベル / 被写体の目線と同じ高さから撮影する一般的な方法
• 低アングル / 被写体を少し上から撮影し、被写体を大きく見せる効果がある
• ハイアングル / 被写体を下から撮影し、被写体を小さく見せる効果がある

プロの動画では、必要な部分だけを正確に編集しています。トリミング機能を使い、映像を意図的に切り取ることで、強い印象を残せます。また、切れ目のないスムーズなカット編集も重要です。カット編集の際は、センターフレームやIn/Outポイントの設定を活用し、より綿密な編集を行うことをおすすめします。

• テロップ - 映像に補足説明を入れる
• タイトル - 開始時にタイトルを入れる
• 字幕 - 音声内容を文字に起こす

テキストの装飾やアニメーション機能を使えば、より魅力的な動画に仕上がります。フォントや配色なども大切なポイントです。

適切なエフェクトやフィルターを使えば、作品の雰囲気が一気に変わります。SNS映えする動画、レトロ調の動画、温かみのある動画など、用途に合わせて効果を選びましょう。音源の選択も重要です。無料の音源を使う場合は、商用利用が可能かどうか確認しましょう。有料の音源を利用すれば、劇的な雰囲気や高揚感のある作品が作れます。

映像間の切り替えは、滑らかなトランジションを使うと綺麗に見えます。クロスディゾルブやフェードなどを適切に使い分け、違和感のない映像に仕上げましょう。また、ブレンドモードの効果を使えば、画像やムービークリップの合成もスムーズになります。レイヤーとのブレンド方法を工夫して、オリジナリティ溢れる作品を作りましょう。

iPhone 13以降のモデルにはシネマティックモードが搭載されています。この撮影モードを使えば、クリエイティブなボケ味の映像やラックフォーカス効果を簡単に作れます。プロ並みの映画のようなクオリティを手軽に再現できます。被写体を自動認識し、背景をぼかすことでメインに注目が集まるほか、被写体を切り替えた際にフォーカスをスムーズに変更できます。
撮影後も編集アプリでボケ味の調整が可能です。

プロ撮影モードでは、露出やホワイトバランス、フォーカスなど、さまざまな設定の微調整が可能です。上級者向けの設定ですが、習熟すれば、思い通りの表現ができます。特に露出補正の設定は重要で、適切に設定することでダイナミックレンジを広くできます。暗いシーンでも明るいシーンでも、きれいな映像を撮影できるよう工夫しましょう。

iPhone 14 シリーズに搭載されたアクションモードは、ActiveTrackSupportの手ブレ補正機能を利用して、アクション映像を滑らかに撮影できます。動きの多い被写体でも、ぶれずに綺麗な映像が取れます。また、iPhoneの画面録画機能を活用すれば、アプリの操作画面やゲームの実況動画など、さまざまな映像を簡単にキャプチャできます。SNSコンテンツとしても大活躍します。