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はじめに
「ひろぼー、助けて…。 動画編集が楽しすぎて、昨日12時間ぶっ通しで作業してたんだけど、今朝起きたら腰が『ピキッ』ってなって動けないの。 これじゃ編集どころか、トイレに行くのも命がけだよ…。 まだ20代なのに、私の腰、もう終わっちゃったのかな?」 猫娘、それは立派な「職業病」です。 動画編集者は、アスリート並みに体を酷使しています。ただし動かすのは「指先」だけで、腰と肩はコンクリートのように固まっています。 正直に言います。 パソコンのスペックを上げる前に、「椅子のスペック」を上げてください。 「たかが椅子」と思っていると、将来ヘルニアで手術代を払うことになります。 本記事では、1日10時間座っても腰が死なない「最強の椅子の選び方」と、編集の合間にできる「眼精疲労リセット術」を紹介します。 これは「出費」ではなく、あなたの体を守る「投資」です。
1. なぜ「安い椅子」だと腰が死ぬのか?
ホームセンターで売っている3,000円の椅子と、10万円の高級チェア。
見た目は似ていても、座った瞬間の「中身」は別次元です。
答えは**「背骨のS字カーブを守れるかどうか」**にかかっています。
座っている時、腰には「体重の1.4倍」の負荷がかかる
驚くべき事実ですが、人間にとって**「座る」という行為は、立っている時よりも腰に悪い**のです。
立っている時の背骨は綺麗な「S字カーブ」を描き、バネのように衝撃を吸収します。
しかし、座ると骨盤が後ろに倒れ、背骨が「C字(猫背)」になります。 この状態だと、頭の重さ(約5kg)が全て腰の一点(椎間板)にかかり、その負荷は立っている時の**約1.4倍**にもなると言われています。
これが毎日10時間続けば、腰が爆発するのは時間の問題です。
高級チェアの役割は「強制矯正」
高い椅子には、必ず**「ランバーサポート(独立式腰当て)」**が付いています。
これが後ろから腰をグッと押し出し、座っていても強制的に「S字カーブ」をキープさせます。 また、**「体圧分散(たいあつぶんさん)」**という設計も重要です。
安い椅子はお尻の一点に体重がかかりますが、高級チェアは太ももから背中全体で体重を受け止めるため、まるで雲の上に浮いているような感覚になります。
つまり、**「立っているのと同じ姿勢で座らせてくれる」**のです。
なるほど!
椅子が勝手に「良い姿勢」を作ってくれるんだね。
私の安い椅子、背もたれがフニャフニャだから、腰が丸まっちゃってたのかも…。

猫娘

ひろぼー
そう。自分で姿勢を良くしようと意識しても、集中すると絶対に崩れるからね。
「道具に頼って姿勢を守る」のがプロの考え方だよ。
2. 「ゲーミングチェア」vs「オフィスチェア」どっちがいい?
編集者が迷う2つの選択肢。
結論から言うと、**「休憩重視ならゲーミング、作業重視ならオフィス」**です。
それぞれの特徴を表にまとめました。
徹底比較表
| 項目 | ゲーミングチェア | 高級オフィスチェア |
|---|---|---|
| 主な用途 | ゲーム、リラックス | 長時間のデスクワーク |
| 姿勢 | 後傾(ゆったり) | 前傾〜直立(集中) |
| 素材 | 合成皮革(レザー) | メッシュ |
| 通気性 | 悪い(夏は蒸れる) | 最高(蒸れない) |
| リクライニング | 180度(寝れる) | 130度くらい(休憩程度) |
| 価格帯 | 3万〜6万円 | 8万〜20万円 |
| おすすめ | 編集の合間に寝たい人 | 集中して作業したい人 |
動画編集者には「ヘッドレスト」が必須
どちらを選ぶにしても、**「ヘッドレスト(頭を支える枕)」**がついているモデルを選んでください。
ライター(執筆業)は下を見ることが多いですが、動画編集者は**「モニター(正面)」**を見続けます。
5kgある頭を支え続けると「ストレートネック」になりやすいので、作業中に頭を預けられるヘッドレストは必須装備です。
3. プロが選ぶ「最強の椅子」3選
「絶対に失敗したくない」あなたのために、動画編集者がこぞって使っている鉄板モデルを3つ紹介します。
機能と価格のバランスが良い順に並べました。
① コスパ最強:エルゴヒューマン プロ(Ergohuman Pro)
**【オフィスチェアの王様】**
* **独立式ランバーサポート**:これが最大の特徴。背もたれとは独立した「腰パーツ」が、どんな姿勢でも腰を強力にプッシュしてくれます。
* **オールメッシュ**:座面も背中もメッシュなので、長時間座ってもお尻が蒸れません。これは夏場の集中力に直結します。
* **前傾チルト機能**:前のめりで集中したい時に、座面が前に傾いてサポートしてくれる機能も搭載。
* **価格**:10万円〜13万円前後(ハーマンミラーなどの半額でこの機能は奇跡)。
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② 寝られる安心感:AKRacing Pro-X V2
**【ゲーミングチェアのド定番】**
* **180度リクライニング**:完全にフラットになります。編集に疲れたらそのまま倒して仮眠が取れます。
* **4Dアームレスト**:肘置きの位置を「上下・前後・左右・回転」の4方向に調整可能。キーボードを打つ腕を最適な位置で支えてくれるので、肩こりが激減します。
* **耐久性**:JIS規格の耐久試験をクリアしており、体が大きい人でも安心して体を預けられます。
* **価格**:5〜6万円前後。
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③ 予算3万円なら:イトーキ サリダ YL9
**【日本の老舗メーカーの本気】**
* **エラストマー素材**:背もたれがゴムのような素材でできており、メッシュの通気性と、プラスチックの耐久性を兼ね備えています。背中に吸い付くようなフィット感です。
* **シンクロロッキング**:背もたれと座面が連動して動く高級機能があり、自然な揺れでリラックスできます。
* **デザイン**:ゲーミングチェアのような派手さがなく、自宅のインテリアに馴染みます。
* **価格**:3〜4万円前後。
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4. 3分で復活!眼精疲労リセット術
良い椅子に座っていても、目の疲れだけは防げません。
編集作業の合間(書き出し中など)に、この2つをやってください。
① ホットタオルを目に乗せる
濡らしたタオルをレンジで1分チンして、目の上に乗せます。
目の周りの血流が一気に良くなり、ピント調節機能が回復します。
市販の「あずきのチカラ」なども最高です。
② 「20-20-20の法則」で遠くを見る
アメリカの眼科学会が推奨しているルールです。
**「20分おきに、20フィート(約6メートル)先を、20秒間見つめる」**。
これだけで、固まった目の筋肉(毛様体筋)がほぐれます。
窓の外の景色を見るだけでOKです。
まとめ

動画編集者にとって、体は資本です。
PCが壊れたら買い換えれば済みますが、腰や目が壊れたら代わりはいません。
ヘルニアになって手術となれば、数週間仕事ができなくなり、その損失は数十万円になります。
- 安い椅子は「座る」ためのもの。高い椅子は「健康を守る」ためのもの。
- 作業重視なら「エルゴヒューマン」、休憩重視なら「AKRacing」。
- 20分に1回は遠くを見て、目を休める。
