はじめに:「えっ!?Photoshopで動画が作れるにゃ!?」
「ねえひろぼー!友達の結婚式用に簡単なスライドショー動画を作りたいんだけど、動画編集ソフトって難しそうだし高いじゃない?
私、写真加工でPhotoshopなら少し使えるんだけど、どうにかならないかにゃ…?」 猫娘、それならPhotoshopで動画を作ってしまえばいいんだよ!
「えっ!?Photoshopって写真(静止画)をいじるソフトじゃないの!?」 ほとんどの人がそう思っているんだけど、実はPhotoshopにはかなり本格的な『動画編集機能』が備わっているんだ。
Premiere Proのような専用ソフトを持っていなくても、普段の画像編集と同じ感覚で動画が作れるんだよ。今回はそのやり方を完全ガイドするね!
Photoshopで動画編集をする最大のメリット
Photoshopで動画編集を行う最大のメリットは、画像編集で培った技術をそのまま活用できることです。
文字を入れたり、色を綺麗にしたり、不要なものを消したりといった「普段Photoshopでやっている操作(レイヤー機能やフィルター効果)」を、そのまま動画に対しても適用することができます。新しく動画編集専用ソフトの難しい使い方をゼロから覚える必要がないため、Photoshopユーザーにとっては学習コストを抑えて効率的に動画を作れる最高のツールなのです。
必要な準備(スペックとバージョン)
Photoshopで動画を書き出す(エクスポートする)には、通常の写真加工よりも少し重い処理が行われます。
メモリ(RAM)は最低でも8GB以上、できれば16GB以上あると安心です。また、動画編集機能は「CS6」以降のバージョンで搭載されていますが、書き出しのフォーマット(MP4など)や安定性を考えると、最新の「Photoshop CC」を使用することを強くおすすめします。
1. まずはここから!基本の動画編集機能

Photoshopで動画を動かすための「タイムライン」の出し方と基本操作です。
① 「タイムラインパネル」の表示
Photoshopで動画を扱うための中枢機能が「タイムライン」です。
画面上のメニューバーから「ウィンドウ」→「タイムライン」にチェックを入れると、画面の下部に横長のパネルが出現します。ここにある「ビデオタイムラインを作成」というボタンを押すことで、Photoshopが画像編集モードから動画編集モードへと切り替わります。
② レイヤーがそのまま「動画のクリップ」になる
動画編集モードになると、右側の「レイヤーパネル」にある画像や動画が、そのまま下部のタイムライン上に「横長のクリップ」として表示されます。
このクリップの端っこをマウスで引っ張って長さを変えたり(表示時間の調整)、ハサミのマークで切ったり(カット編集)することができます。上に乗っているレイヤーが、動画でも手前に表示されるというルールは通常のPhotoshopと全く同じです。
③ 動画ファイルの読み込み
スマホで撮った「MP4」や「MOV」形式の動画ファイルも、通常の画像と同じように「ファイル」→「開く」から直接読み込むか、ドラッグ&ドロップで追加できます。
タイムライン上でスペースキーを押せば再生プレビューが始まり、動画の中の「使いたい部分だけ」を残して前後をカットすることができます。
2. 写真と同じ!エフェクトとフィルターの活用

Photoshopの最強の強みである「画像加工技術」を、そのまま動く動画に対して適用してみましょう。
カラーグレーディング(色調補正)
動画の色を綺麗にする場合も、写真と同じです。
レイヤーパネルの下にある「調整レイヤー(トーンカーブや色相・彩度など)」を追加し、動画のレイヤーの上に重ねるだけです。これだけで、動画全体を一気にシネマティック(映画風)な色合いに変更することができます。
テキストアニメーション(文字を動かす)
「T(文字ツール)」で入力したテキストレイヤーも、タイムライン上に表示されます。
タイムライン上のテキストクリップの左側にある矢印「>」を開くと、「位置」「不透明度」「スタイル」という項目が出てきます。ここのストップウォッチのマーク(キーフレーム)をクリックすることで、「最初は透明(0%)で、徐々に文字がフワッと浮かび上がる(100%)」といったアニメーションを簡単につけることができます。
色の調整なら
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3. 動画の命!オーディオ(音声)の編集と同期

Photoshopでは「音」を入れることも可能です。BGMをつけて一気に動画らしくしましょう。
BGMの読み込みとフェードアウト
タイムラインの一番下には「オーディオトラック」という音専用の列が用意されています。
ここにある音符のマークをクリックして「オーディオを追加」から、パソコンに入っているMP3などの音楽ファイルを読み込みます。動画の最後でプツッと音が切れないように、クリップの端を右クリックして「フェードアウト」の秒数を設定し、自然に音楽が終わるようにしましょう。
音の基本
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4. SNSにアップする!書き出し(エクスポート)と最適化

編集が終わったら、動画ファイル(MP4)としてパソコンに保存(書き出し)します。
ビデオをレンダリング(書き出し手順)
メニューバーの
「ファイル」→「書き出し」→「ビデオをレンダリング」を選択します。
ここでファイル名と保存場所を決めます。
- 形式: 「H.264」を選ぶ(これで汎用性の高いMP4形式になります)。
- プリセット: 「高画質」または「YouTube HD 1080p」などを選ぶ。
- サイズ: 横長なら「1920×1080(フルHD)」、縦長なら「1080×1920」。
設定が終わったら「レンダリング」ボタンを押すと、動画の作成が始まります(パソコンのスペックによって数分〜数十分かかります)。
書き出しの基礎
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5. 実践!作ってみよう(チュートリアル)

いきなり複雑な動画は作れません。まずはこの3つのステップで練習してみましょう!
レベル1:写真のスライドショー作成
5枚の写真をそれぞれ別のレイヤーとして読み込みます。タイムライン上で写真を順番に並べ、写真と写真の間に「トランジション(クロスディゾルブ)」のマークをドラッグして重ねます。これだけで、写真がフワッと切り替わる感動的なスライドショーが完成します。
レベル2:動くテキストとBGMの追加
レベル1で作ったスライドショーの上に、テキストレイヤーで「Happy Wedding」などの文字を置きます。タイムラインで文字の不透明度にキーフレームを打ち、フェードインで現れるようにします。最後にBGMを追加すれば、もう立派な作品です。
レベル3:動画と写真のミックス
スマホで撮った短い動画クリップと、静止画(写真)を組み合わせてみましょう。
動画の不要な部分をカットし、色調補正レイヤーで写真と動画の色味(トーン)を統一させます。ここまでできれば、Photoshopでの動画編集の基本は完全にマスターしたと言えます!
Photoshopって写真の切り抜きとかの色調補正しかできないと思ってたけど、BGMをつけたり文字を動かしたり、ちゃんとした動画編集ができるんだね!

猫娘

ひろぼー
そうなんです!もちろん、テロップを100個入れたり、何時間もある動画を編集するなら「Premiere Pro」などの専用ソフトの方が圧倒的に早いですが、今回みたいな短いスライドショーやSNS用の動画なら、普段使い慣れているPhotoshopの方がサクッと作れちゃうんです!
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ポチップ まとめ:画像編集のスキルを活かして、動画の世界へ飛び込もう!

今回は、意外と知られていない「Photoshopを使った動画編集」の基本機能とチュートリアルについて完全ガイドしました。
- 最強のメリット| 今まで培った「画像加工の技術(レイヤーや色調補正)」がそのまま動画に使える。
- まずはここから| ウィンドウメニューから「タイムライン」を表示させるだけで動画モードに変わる。
- 何でもできる| 写真と動画の結合、BGMの挿入、文字のアニメーションなど、一通りの機能は全て揃っている。
「動画を作ってみたいけど、新しいソフトを覚えるのは面倒くさい…」 もしあなたがそう思って動画制作をためらっているなら、ぜひ今日、いつものPhotoshopを開いて「タイムライン」を表示させてみてください。 使い慣れたツールで写真が「動画」になって動き出した瞬間の感動は、あなたのクリエイティブの世界を確実に広げてくれます。簡単なスライドショーから始めて、ぜひPhotoshopの隠されたポテンシャルを体験してみてくださいね! 今日も最後まで読んでくれてありがとうございました!