動画編集で副業

【営業】「単価が安い…」からの脱却。クライアントに嫌われず、喜ばれる「値上げ交渉」のタイミングとメール術【テンプレート付】

はじめに

「今のクライアントさん、すごくいい人なんだけど…単価が1本3,000円なんだよな…」
「もう20本以上納品してるし、作業も増えたから上げてほしい。でも、言い出して『じゃあ来月から結構です』って契約切られたらどうしよう…」

フリーランス動画編集者にとって、最大の悩み。それは技術的なことではなく、「単価交渉(お金の話)」です。
多くの人が「値上げ=ワガママ」「お金の話=汚いこと」だと勘違いして、安い単価で消耗し続けています。

でも、断言します。
「適切なタイミングでの値上げ交渉は、むしろクライアントからの信頼を高める」のです。
ビジネスの世界では、自分の価値を安売りする人より、正当な対価を堂々と提示し、それ以上の仕事で返す人の方が重宝されます。

本記事では、交渉が苦手な人でも実践できる、「クライアントに『あなたにお願いしたいから払います』と言わせるメール術とタイミングを見極める動作」を、そのまま使えるテンプレート付きで解説します。

1. なぜあなたの単価は上がらないのか?

単価が低いまま抜け出せない人には、共通する「思い込み」があります。
まずはそのマインドブロックを壊さないと、どんなテクニックを使っても失敗します。

ねえひろぼー、私もうこのクライアントさんの動画、30本も作ったの。
最初は「勉強させてください!」って3,000円で受けたんだけど…もう時給換算したらコンビニバイトより安くて…。
でも「値上げして」なんて言ったら、「恩知らず」って思われないかな?「じゃあ他のもっと安い人に頼むわ」って言われそうで怖いよ〜。
猫娘

ひろぼー
その気持ち、すっごく分かるよ。お金の話を切り出すのって、心臓が飛び出るくらい緊張するよね。
でもね猫娘、ちょっと冷たい言い方かもしれないけど、それは**「クライアントを過小評価」**していることになるんだよ。

えっ?過小評価?どういうこと?
猫娘

ひろぼー
クライアントの立場になって考えてみて。
「30本も作ってくれて、私の好みやチャンネルのトンマナを熟知している猫娘」と、「単価は安いけど、イチからマニュアルを読ませて教育しなきゃいけない新人」。
どっちが手放したくないと思う?

えっ…そりゃあ、今の私の方が楽だし安心だと思うけど…。
猫娘

ひろぼー
そうでしょ?
クライアントにとって一番のコストは、支払うお金(数千円の差)じゃなくて、**「新しい人を採用・教育する手間(時間コスト)」**と**「品質が下がるリスク」**なんだ。
だから、実績があるなら堂々と交渉していいんだよ。むしろ向こうも「辞められたら困る」と思ってるはずさ。

「察してちゃん」では一生上がらない

「こんなに頑張ってるんだから、いつか向こうから『いつもありがとう、来月から単価上げるね』って言ってくれるはず…」
残念ながら、その確率は**ほぼゼロ**です。宝くじに当たるのを待つようなものです。

企業や個人事業主には「予算」があります。
「同じクオリティのものが安く手に入るなら、それに越したことはない」というのが経営の本音です。
あなたが「今のままで満足しています」という顔をして働いている限り、今の価格が「あなたの適正価格」として固定され続けてしまいます。

値上げは「ワガママ」ではなく「提案」

「お金をもっとください」と言うからワガママに聞こえるのです。
思考を切り替えましょう。

* **×**:私の生活が苦しいから上げてください。
* **○**:**もっとクオリティを上げて、あなたのチャンネルを伸ばしたいので、制作環境を整えるために対価を見直してくれませんか?**

これは立派なビジネスの「提案」です。
視点を「自分のお財布事情」ではなく「クライアントへの貢献」に変えるだけで、言葉の重みが変わり、相手も「なるほど、それなら投資しよう」という気持ちになります。

2. 成功率9割!交渉すべき「3つのベストタイミング」

交渉は「何を言うか」より**「いつ言うか」**で勝負が決まります。
相手が「NO」と言いづらい、あるいは「YES」と言いたくなるタイミングを狙いましょう。

① 業務範囲が増えた時(成功率:高)

これが最強のタイミングです。
クライアントから「フルテロップにしてほしい」「サムネも作ってほしい」「BGMの選曲もお願い」といった追加オーダーが来た時です。

ここで「いいですよ!(無料)」と言ってはいけません。
「承知いたしました!作業工数が増えるため、今回から単価を〇〇円に変更させていただいてもよろしいでしょうか?」
と返すのが正解です。
「作業が増える=料金が上がる」のは資本主義のルールなので、相手も断る理由がありません。

② 信頼が貯まった時(成功率:中)

何の実績もないのに交渉してはいけません。
目安としては以下の通りです。

* **継続3ヶ月目**:お互いのやり方が定着した頃。
* **「修正なし納品」が3回続いた時**:クオリティへの信頼が最高潮に達している時。
* **動画の再生数が伸びた時**:「私の編集のおかげで伸びましたね!」という雰囲気がある時。

「この人は私の右腕だ」と思わせた直後が、交渉のゴールデンタイムです。

③ 繁忙期・急ぎの時(成功率:要テクニック)

「ごめん!明日までに納品して!」などの無茶振りを受けた時です。
これをチャンスに変えます。
「今回は特急料金として+2,000円で対応しますね」と伝え、その後「今後も優先的に対応できる体制を作りたいので、ベースの単価を少し上げてもらえませんか?」と持ちかけるのです。
ピンチを救った恩を、単価アップに変える高等テクニックです。

【合わせて読みたい!【案件獲得】素人感が出ない「最強ポートフォリオ」の作り方。Notionで実績を賢く見せるコツ】

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3. そのまま使える!値上げ交渉メールテンプレート

では、実際にどう送ればいいのか?
絶対に失敗したくない人のために、**「角を立てずに、こちらの要望を通す」**魔法のテンプレートを用意しました。
コピペして、自分の状況に合わせて調整してください。

パターンA:実績を元に交渉する場合(王道)

**件名:動画編集業務のご相談につきまして(名前)**

〇〇様
いつも大変お世話になっております。動画編集者の〇〇です。

本日は、現在担当させていただいている動画編集業務について、ご相談があり連絡いたしました。

おかげさまで、〇〇様のチャンネルを担当させていただき、今回で30本目の納品となります。
〇〇様の動画制作に関われることは私にとっても大変やりがいがあり、日々楽しく作業させていただいております。

当初より作業工程の効率化やクオリティ向上に努めてまいりましたが、
現在の「1本3,000円」という単価が、作業時間(1本あたり約〇時間)に対して少々厳しい状況となってきております。
(※ここで「他の案件との兼ね合いもあり」と付け加えてもOK)

つきましては、今後もクオリティを維持し、さらに〇〇様のチャンネルに貢献させていただくために、
**来月ご依頼分より「1本5,000円」へと単価の見直しをご検討いただけないでしょうか?**

もちろん、ただの値上げではなく、今後は以下の点も強化させていただきます。
・誤字脱字チェックの二重化(修正ゼロを目指します)
・After Effectsを用いたリッチなアニメーションの追加

急なお願いで大変恐縮ですが、今後も長く良きパートナーとしてお力添えできればと考えております。
ご検討のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

「厳しい状況」って正直に言っていいんだ…。なんか「無能」って思われない?
猫娘

ひろぼー
大丈夫!むしろ正直に言うことで**「このままだと辞めてしまうかも?」**という危機感を相手に持たせることができるんだ。
ポイントは、最後に「今後も長くパートナーとしてやっていきたい」と添えること。「辞めたいわけじゃなくて、続けたいから相談してるんです」というポジティブなメッセージになるよ。

パターンB:付加価値をつけて提案する場合(高単価狙い)

**件名:【ご提案】動画編集業務の単価改定と新施策について**

(前略)
現在、1本5,000円にて承っておりますが、
今後は編集作業に加えて、**「クリック率を上げるためのサムネイル作成」**や**「視聴維持率の分析レポート」**もセットでご提供したいと考えております。

それに伴い、単価を「1本8,000円(+3,000円)」に変更させていただくことは可能でしょうか?

私の分析では、現在の動画は内容は素晴らしいものの、サムネイルを改善することで再生数が1.5倍になる余地があると考えております。
編集だけでなく、チャンネル全体の成長をサポートするパートナーとして、よりコミットさせていただきたいという思いからのご提案です。

(後略)

**ポイント:**
これは「値上げ」ではなく**「上位プランへのアップグレード提案」**です。
相手にメリットしかないので、経営者視点のあるクライアントなら即決でOKしてくれます。
「単価を上げる」のではなく「提供する価値を増やす」という発想です。

4. 「それならOK!」と言わせる付加価値の作り方

ただ「上げて」と言うのが怖いなら、**「お土産」**を持っていきましょう。
「+1,000円払うだけで、こんなにやってくれるの?」と思わせれば勝ちです。

① 投稿代行(アップロード作業)

一番のおすすめはこれです。
YouTubeへのアップロード、概要欄の入力、タグの設定、終了画面の設定などを代行します。
編集スキルは不要で、単に時間を代行するだけですが、忙しいクライアントにとっては**「喉から手が出るほど助かる」**提案です。
「編集費はそのままですが、投稿作業込みで+2,000円でどうですか?」と言えば、実質的な単価アップになります。

② サムネイル作成

動画編集者はPhotoshop(またはCanva)を使えることが多いので、サムネもセットにするのが自然です。
「動画の内容を一番知っている編集者が作るサムネ」は、外注するよりクオリティが高くなります。
「クリック率(CTR)」という数字に責任を持つことで、単なる作業者からマーケターへと昇格できます。

③ ショート動画の切り抜き

納品した長尺動画から、見どころを1分に切り抜いてショート動画(縦型)を作ります。
素材は既にあるので、ゼロから作るより圧倒的に早いです。
「ショート動画で集客して、本編に流しましょう」と提案すれば、クライアントも断る理由がありません。

まとめ

値上げ交渉は、編集者としての**「卒業試験」**です。
これに合格して初めて、あなたは「言われたことだけやる下請け」から「対等なビジネスパートナー」になれます。

  • 値上げはワガママではなく「未来への投資提案」である
  • 交渉のベストタイミングは「業務が増えた時」か「信頼が貯まった時」
  • メールでは「今後も貢献したい」という前向きな姿勢を見せる
  • 「投稿代行」などの付加価値をセットにすると通りやすい

もし交渉して「じゃあ契約終了で」と言われたら?
落ち込む必要はありません。それは**「あなたの成長スピードにクライアントがついて来られなかった」**というだけのこと。
そこで空いた時間を使って、あなたの新しい単価(5,000円以上)を受け入れてくれる、もっと素敵なクライアントを探せばいいのです。

勇気を出して、そのメールの送信ボタンを押してみてください。
そのワンクリックが、あなたの来月の収入を、そしてフリーランスとしての人生を大きく変えます!

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ひろぼー

ひろぼーと申します!X(旧Twitter)フォロワー6500人超え、動画制作200件超え、動画制作は独学で学びました!多くのクライアントやプロジェクトで培ったスキルと独学ならではの学びと経験からあなたのメッセージを効果的に伝えるコンテンツを提供します!

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