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はじめに:初案件獲得!からの…時給100円の絶望
「ねぇひろぼー……私、もう動画編集の副業やめるにゃ……。
この前、初めてランサーズで5000円の案件が取れて、徹夜で完璧な動画を作って納品したの。
そしたらクライアントから『テロップのフォントがイメージと違う』『BGMをもっとポップに』『ここのカットはやっぱり切らないで』って、10回も修正依頼が来たんだにゃ…。
もう直すの疲れちゃった…。計算したら時給100円以下になっちゃうよぉ…(号泣)」猫娘、初めての案件獲得おめでとう!…と言いたいところだけど、見事なまでに初心者が100%陥る「修正地獄」にハマってしまったね。
「私の編集スキルが低かったから怒られたんだにゃ…」
いや、違うよ。修正が何度も発生する原因は、君の編集スキルが低いからじゃない。
クライアントとの間に「完成イメージのズレ」があっただけなんだ。本記事では、初心者がクライアントワークで絶対にやってはいけないNG行動と、修正をゼロに近づけるプロの裏技『魔法のヒアリングシート』の使い方を徹底解説します。
この記事を読めば、あなたは「言われた作業を直すだけの人」から「クライアントをリードするプロのディレクター」へと進化し、時給も信頼も爆上がりしますよ!
1. なぜ「修正地獄」に陥るのか?(原因はスキルではない)

「文字の色を変えて」「BGMを変えて」といった修正は、編集作業そのものよりも精神的なダメージが大きく、副業へのモチベーションを根こそぎ奪っていきます。
なぜ、このような悲劇が起こるのでしょうか?
「いい感じにおまかせで!」という言葉の罠
クライアント(特に動画を発注し慣れていない個人や企業)は、よくこう言います。
「素材は渡すので、あとはプロの目線で『いい感じ』に編集しておいてください!」
初心者はここで「よし、自分のセンスを見せつけてやるぞ!」と張り切ってしまいますが、これが最大の罠です。
クライアントの頭の中にある「いい感じ」と、あなたの頭の中にある「いい感じ」は、99%一致しません。
* クライアントのいい感じ = ビジネス向けの落ち着いた青系のテロップ
* あなたのいい感じ = YouTubeで流行っているバラエティ風の赤くて太いテロップ
この状態で100%完成させてから提出すれば、「全然イメージと違う!全部やり直して!」と言われるのは当然なのです。
「ズレ」は作業を始める前に潰す
プロの動画編集者は、パソコンを開いてソフトを立ち上げる前の段階に一番時間をかけます。
それが「事前のヒアリング(認識合わせ)」です。クライアントの頭の中にあるぼんやりとしたイメージを、言語化・視覚化して共有する作業です。これさえできれば、修正は劇的に減ります。
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2. 修正をゼロにする!『魔法のヒアリングシート』必須項目

ヒアリングといっても、「どんな動画がいいですか?」と聞くだけでは「いい感じで」と返されて終わりです。
相手が答えやすいように、こちらから「ヒアリングシート(質問状)」を渡して埋めてもらうのがプロの鉄則です。絶対に聞くべき3つの項目を紹介します。
① ターゲット層と動画の「目的(ゴール)」
「誰に、何をしてもらいたい動画なのか」を確認します。
* ターゲット: 20代の女性向けなのか、50代の経営者向けなのかで、選ぶBGMやフォント(明朝体かゴシック体か)が180度変わります。
* ゴール: 「最後まで笑って見てほしい(エンタメ)」のか、「動画の最後に商品を買ってほしい(PR)」のか。目的によって、カットのテンポを変える必要があります。
② 参考にしたい「ベンチマーク動画(URL)」
ここが一番重要です!言葉でイメージを擦り合わせるのは不可能です。
「今回作りたいイメージに近いYouTube動画のURLを、1本〜2本教えてください」と必ず聞いてください。
ベンチマーク(参考)動画さえもらえれば、あなたは「その動画と同じフォントの太さ」「同じBGMの雰囲気」「同じテロップの出し方」を真似すればいいだけです。これでクライアントの期待を裏切ることはなくなります。
③ 絶対に入れてほしい要素・NGな要素
* 絶対に入れてほしい要素: 「自社のロゴをずっと右上に表示してほしい」「このカラー(企業カラー)をテロップに使ってほしい」など。
* NGな要素: 「過激な効果音は使わないでほしい」「この単語はカットしないでほしい」など。
これを最初に聞いておくだけで、後からの「大ちゃぶ台返し」を防ぐことができます。
「面倒くさいから別の人に頼む!」って言われそうで怖いにゃ…。


「私の編集で失敗させないために、あなたの理想をしっかり教えてください」という姿勢を見せることで、クライアントは『あ、この人は責任感があるプロフェッショナルだな』と強烈な安心感を抱くんだよ。
3. 【実例】コピペで使える!ヒアリングシートのテンプレート

案件を受注したら、作業を始める前に以下のテンプレートをチャットツール等でクライアントに送りましょう。
そのままコピペして使ってOKです!
〇〇様
この度はご依頼いただき、誠にありがとうございます!
ご満足いただける高品質な動画を納品させていただくため、編集作業に入る前に、いくつかご希望のイメージをすり合わせさせてください。
お手数ですが、以下の項目についてご回答をお願いいたします。
【動画編集 ヒアリングシート】
1. 動画のターゲット層
(例:20代女性、ビジネスマン、主婦層 など)
【ご回答: 】
2. 動画の最終的な目的(ゴール)
(例:チャンネル登録につなげたい、商品の購入ページへ誘導したい、など)
【ご回答: 】
3. 完成イメージに近い参考動画(URL)★重要
(「この動画のテロップや雰囲気に寄せてほしい」という動画がございましたら、1〜2本URLをご提示ください)
【ご回答: 】
4. テロップ(字幕)の希望
(例:フルテロップ希望、要点のみでOK、希望のフォントや色があれば)
【ご回答: 】
5. BGM・効果音のイメージ
(例:ポップな感じ、落ち着いたカフェ風、YouTuberのような派手な効果音 など)
【ご回答: 】
6. その他、絶対に入れてほしい要素・NGなこと
(例:〇〇という単語は必ずテロップに出してほしい、など)
【ご回答: 】
上記の内容をもとに、最高クオリティで制作を進めさせていただきます。
よろしくお願いいたします!
4. 「初稿提出」のタイミングが運命を分ける

ヒアリングが完了し、いざ編集スタート!
……ちょっと待ってください。ここでもう一つ、修正地獄を防ぐための「プロの鉄則」があります。
いきなり「100%完成品」を提出するのはNG
初心者は、カット、テロップ、BGM、効果音、すべての作業を終わらせて「100%完璧な状態(初稿)」でクライアントに見せようとします。
しかし、もしその時点で「なんか動画のテンポ(カットの間の詰め方)が違うんだよなぁ。全部のカットをもう少し短くして」と言われたらどうなるでしょうか?
今まで何時間もかけて配置したテロップや効果音が全てズレてしまい、最初からやり直しになってしまいます。これが時給を下げる最大の原因です。
「ベース(カットのみ)」の状態で一度確認をとる
プロは絶対に100%で出しません。「無言部分をカットして、BGMを仮で乗せた状態(進捗率30%)」の段階で、一度クライアントに動画を送って確認(ベース確認)してもらいます。
「現在、カット編集とBGMの仮当てまで完了しました。テンポ感やBGMのイメージに相違がないか、この段階で一度ご確認いただけますでしょうか? 問題なければテロップ作業に入ります」
こう伝えるのです。
もし修正があっても、テロップが入っていない状態なら数分で直せます。そして、この「ベース確認」でOKをもらってからテロップ作業に入れば、「後からのカット修正」という大事故を論理的に防ぐことができるのです。
まとめ:ディレクション力で「単価」と「信頼」を上げよう!

今回は、動画編集の副業で必ずぶち当たる「修正地獄」を回避するための具体的なノウハウを解説しました。
おさらいすると、プロがやっている手順は以下の通りです。
* 【作業前】 「いい感じ」の罠にハマらず、必ず「ヒアリングシート」を書いてもらう。
* 【最重要】 「ベンチマーク(参考)動画のURL」をもらい、そのイメージに寄せる。
* 【作業中】 100%で提出せず、「カットが終わった段階(30%)」で一度確認してもらう。
クライアントは「動画編集の素人」であることがほとんどです。だからこそ、「こうやって進めれば失敗しませんよ」とこちら側からリード(ディレクション)してあげることが、プロとしての最大の価値になります。
このヒアリングと確認のステップを踏むだけで、あなたの修正回数は激減し、時給は上がり、「すごく丁寧で安心できる編集者さんだ!次もお願いしよう!」と継続案件に繋がります。
今日からすぐにテンプレートをコピペして、最高のアウトプットを出していきましょう!
自分の編集スキルが足りないから怒られてるんだと思って落ち込んでたけど、ただ「確認不足」だっただけなんだにゃ!
次に案件が取れたら、絶対にこの『魔法のヒアリングシート』を使ってみるにゃ!


動画編集は「技術」だけじゃなくて、「コミュニケーション」で単価が決まるビジネスなんだ。
クライアントをリードできる立派なディレクターを目指して、これからも頑張ろうね!

