Contents
はじめに
一生懸命編集したのに、完成した動画を見て「なんかダサい…」「素人っぽさが抜けない」と落ち込んだことはありませんか?
実は、プロとアマチュアの違いは、編集ソフトの操作スキルではなく、「デザインの基礎ルール」を知っているかどうかにあります。
- フォントが動画の雰囲気に合っていない
- 色が多すぎて目がチカチカする
- 文字が画面の端すぎて読みにくい
これらはすべて「センス」ではなく「知識」で解決できます。本記事では、今日からすぐに実践できる「動画が劇的に垢抜けるデザインの3大ルール」を取り入れる動作を解説します。脱・素人を目指しましょう!
1. 動画の印象は「フォント」で9割決まる

テロップを入れる時、デフォルトのフォント(MSゴシックなど)をそのまま使っていませんか?それが「素人っぽさ」の最大の原因です。フォントは動画の「声」です。適切な声を選んであげましょう。


「ゴシック体」と「明朝体」の使い分け
基本はこの2つを使い分けるだけでOKです。
● ゴシック体(太め)
* **印象**:元気、親しみやすい、力強い
* **用途**:YouTubeのテロップ、解説系、エンタメ系
* **推奨**:多くのYouTube動画はこれ一択でOKです。
● 明朝体(細め・ハネあり)
* **印象**:高級感、和風、真面目、儚い
* **用途**:Vlog、美容系、ドキュメンタリー
* **注意**:細すぎるとスマホで見にくいので、太めの明朝体を選びましょう。
まずは、自分の動画のジャンルに合わせて、メインで使うフォントを1種類に決める動作 から始めましょう。
脱・デフォルト!フリーフォントを導入しよう
PCに最初から入っているフォントだけでは限界があります。商用利用可能なフリーフォントをダウンロードしましょう。
● おすすめフリーフォント
* **Noto Sans JP**:Googleが提供する超万能ゴシック体。迷ったらこれ。
* **けいふぉんと!**:『けいおん!』風のポップな文字。エンタメ系に最適。
* **ラノベPOP**:楽しげな雰囲気が出る。
「Adobe Fonts」が使えるなら、そこから探すのが一番早いです。気に入ったフォントをインストールしてPremiere Proで呼び出す動作 を覚えれば、表現の幅が一気に広がります。
プロの隠し味「カーニング(文字詰め)」
「なんか文字が間延びしてる…」と感じたら、文字と文字の間隔(カーニング)を調整しましょう。
* **「、」や「。」**:隙間が空きやすいので詰める
* **「っ」や「ャ」**:小さい文字の周りも詰める
Premiere Proのエッセンシャルグラフィックスパネルで「カーニング」の数値を少しマイナスにするだけで、文字の塊感が生まれてギュッと引き締まる動作 が完了します。これだけでプロの仕上がりになります。
2. 「3色ルール」で配色の迷子を卒業する

「目立たせたいから」と、赤・青・黄色・緑…とたくさんの色を使っていませんか?色が多すぎると、視聴者はどこを見ていいかわからず、疲れて離脱してしまいます。配色は「3色」に絞るのが鉄則です。


ベース・メイン・アクセントの黄金比
画面内の色の比率を以下のように整えましょう。
1. **ベースカラー(70%)**:背景色など。白や黒、薄いグレーなど邪魔しない色。
2. **メインカラー(25%)**:テロップや装飾の基本色。チャンネルのイメージカラー。
3. **アクセントカラー(5%)**:強調したい部分だけ使う色。赤や黄色など。
この比率を守るだけで、画面全体に統一感が生まれてプロっぽくなる動作 が完了します。
原色はそのまま使わない
カラーパレットの真っ赤(#FF0000)や真っ青(#0000FF)は、目に刺さる色なので安っぽく見えます。
* 赤 → 少し彩度を落とした「深紅」や、明るい「朱色」にする
* 青 → 「ネイビー」や「空色」に寄せる
* 黄 → オレンジ寄りの黄色にする
ほんの少し色味をずらすだけで、一気に洗練されます。「パステルカラー」や「ビビッドカラー」など、トーンを揃える動作 も重要です。
文字の視認性を高める「袋文字」
動画の背景は常に動いているため、文字色だけでは読みにくい場合があります。そんな時は「境界線(ストローク)」や「シャドウ(影)」を使いましょう。
* **二重縁取り**:文字(白)+縁(黒)+外縁(白)など
* **座布団**:文字の後ろに長方形の背景を敷く
ただし、影をボヤっとさせすぎると古臭くなるので注意。最近のトレンドは、影をクッキリ落としてポップに見せる動作 です。
-

【合わせて読みたい!【必見!】目立つ!インパクト!動画のサムネに使う文字のオススメ配色方法<袋文字>】
動画作りする時テキスト挿入する際に、文字に工夫を加えると印象が変わったりクオリティがグンと上がったりします。色んなテクニックの中に『袋文字』と言うものがあり、上手く使うことでインパクトの大きい印象を与 ...
続きを見る
3. 「セーフマージン」でレイアウトを整える

文字や画像が画面のギリギリ端っこに配置されていませんか?これは視聴者に「見にくい」というストレスを与えるだけでなく、スマホの機種によっては画面端が切れてしまうリスクもあります。


安全地帯(セーフゾーン)を知る
Premiere Proには**「セーフマージン」**というガイド線を表示する機能があります。
* **アクションセーフ(外側の枠)**:重要な動きはここより内側に。
* **タイトルセーフ(内側の枠)**:文字情報は必ずここより内側に。
特にYouTubeの場合、画面下部にはシークバー(再生バー)が表示されるため、テロップが下すぎると隠れてしまいます。プログラムモニターで「セーフマージン」を表示し、常に枠内に収める動作 を習慣にしましょう。
「三分割法」で配置を決める
「被写体をどこに置けばいいかわからない」という時は、画面を縦横3つに分割した線(グリッド)をイメージしてください。
* **線の交点**に被写体の顔や重要なアイテムを置く
* **線の上**に水平線や柱を合わせる
これだけで構図が安定し、映画のようなまとまりが出ます。なんとなく真ん中に置くのをやめて、意図を持って配置する動作 が脱・初心者の第一歩です。
「余白」は恐怖ではなく味方
初心者は画面の余白を埋めようとして情報を詰め込みがちですが、それは逆効果です。
* 余白がある=視線誘導ができる
* 余白がある=高級感が出る
「余白が怖い」と思わず、メインの被写体とテロップ以外の場所はあえて空けておく動作 を意識してください。スッキリして見やすくなります。
4. 動き(アニメーション)は「さりげなく」

編集ソフトにはたくさんのアニメーション機能がついていますが、使いすぎると「パワポで作ったプレゼン」のように安っぽくなります。プロの動きは常に**「滑らか」で「さりげない」**です。


「イージング」で動きに緩急をつける
画像やテロップを動かす時、一定の速度で動くとロボットのような不自然さを感じます。
* **リニア(等速)**:機械的な動き。
* **イーズイン/アウト(緩急)**:動き出しがゆっくり、止まる時もゆっくり。
Premiere Proなら、キーフレームを右クリックして「イーズイン」「イーズアウト」を選ぶだけ。すべての動きに「イージング」をかけてリッチに見せる動作 は、脱・初心者の必須テクニックです。
テロップ出現時の「0.5秒の演出」
テロップがいきなりパッと出るのも良いですが、少し演出を加えるとクオリティが上がります。
* **フェードイン**:不透明度を0%→100%にする(優しさが出る)
* **スライドイン**:下からスッと上がってくる(スタイリッシュ)
* **ポップアップ**:ボンッと少し跳ねる(元気が出る)
ただし、長すぎるとテンポが悪くなるので、0.3秒〜0.5秒程度の短い時間で演出する動作 が鉄則です。
トランジションは「カット」が基本
場面転換で「ページターン」や「星型ワイプ」などの派手なトランジションを多用していませんか?特別な演出意図がない限り、基本は何も入れない「ジャンプカット」でOKです。
* 基本:カット切り替え
* 場面が大きく変わる時:クロスディゾルブ(じわっと変わる)
* 勢いをつける時:ホワイトフラッシュ
無意味なエフェクトを「削る」勇気を持つ動作 が、動画のクオリティを引き上げます。
-

【合わせて読みたい!Premiere Proでの基本的なトランジション効果の使い方と応用テクニック】
動画編集は現代のデジタルコンテンツ制作に欠かせない要素となっています。Premiere Proは業界標準のビデオ編集ソフトウェアで、洗練された機能とツールを備えています。その中でも、トランジション効果 ...
続きを見る
5. 最後に「スマホ」でチェックする

PCの大きなモニターで編集していると気づかない落とし穴があります。視聴者の8割以上は「スマホ」で動画を見ます。PCで完璧でも、スマホでダメならその動画は失敗です。


文字サイズと明るさの確認
書き出しが終わったら、必ず自分のスマホに送って再生してみましょう。
* テロップは小さすぎないか?
* 暗いシーンはスマホの画面輝度でも見えるか?
* 音量は小さすぎないか?
特に通勤通学中に見る人を想定して、「音量小さめ」や「明るさ低め」でも内容が伝わるかテストする動作 を行うと、視聴者ファーストな動画になります。
サムネイルとの統一感
動画の中身だけでなく、クリックされる入り口である「サムネイル」もデザインの一部です。
動画内で使ったフォントや配色を、サムネイルでも使いましょう。動画とサムネの世界観を統一する動作 は、チャンネルのブランディング(印象付け)に繋がります。
縦型動画への変換も視野に
最近はTikTokやYouTubeショートなどの「縦型動画」が主流です。
横型で作った動画のデザイン(テロップ位置など)が、縦型に切り抜いた時に崩れないかもチェックが必要です。重要な情報は画面の中央付近に集めておく動作 をしておくと、あとで縦型に展開する際もスムーズです。
-

【合わせて読みたい!YouTube再生回数激増!サムネ&イントロ編集の黄金ルール】
Contents1 はじめに1.1 YouTubeアルゴリズムの重要性1.2 ターゲットユーザーの明確化1.3 コンテンツ制作の基本原則2 サムネイル作成の黄金ルール2.1 文字数とフォントの最適化2 ...
続きを見る
まとめ

「センスがないから…」と諦める必要はありません。デザインは「ルール」を守るだけで、誰でも80点までは到達できます。
- フォントを統一し、太字を使う
- 色は3色に絞る(ベース・メイン・アクセント)
- セーフマージンを守って余白を作る
- 動きには緩急(イージング)をつける
- 最後にスマホでチェックする
まずはこの5つを守るだけで、「素人っぽい動画」からは確実に卒業できます。
最初から全て完璧にするのは大変なので、まずは「フォントを1つ決める」動作 から始めてみてください。画面が見やすくなれば、視聴者はあなたの動画をもっと長く楽しんでくれるはずです!



