はじめに:「またこのテロップ、ゼロから作るの面倒くさいにゃ…」
「ねえひろぼー!またこの『キラキラ光って出るテロップ』を作るの?この前もゼロから作ったのに…本当に面倒くさいにゃ…」
猫娘、同じ演出を毎回ゼロから作っているの?それは「時間の無駄遣い」であり、編集者の時給を下げる一番の原因だよ!
「だって、Premiere Proでコピペしても、プロジェクトをまたぐと設定が消えちゃったり、フォントが崩れたりするんだもん…」稼いでいるプロの編集者は、一度作った優れたデザインや動きを「MOGRT(モグルト)」という形式で保存して、「資産」として積み上げているんだよ。
これを使えば、複雑なAfter Effectsのアニメーションも、次回からはPremiere Pro上でドラッグ&ドロップ一発で呼び出せるようになるんだ。
今日は、編集時間を半分にして空いた時間でさらに稼ぐための「自分専用のテンプレート(MOGRT)の作り方と活用法」を完全解説するね!
1. MOGRT(モグルト)とは何か?





After EffectsとPremiere Proの「架け橋」
- 動画ファイル(.mp4など)に書き出す: 文字を一文字直すだけでも、AEに戻って書き出し直す必要がある。(修正地獄)
- ダイナミックリンクを使う: とにかくPCへの負荷が高く、プレビューが重くなる。
MOGRTは、第3の選択肢として登場しました。AEのパワー(表現力)を維持したまま、Premiereの軽快さ(編集しやすさ)を両立させる、夢のような技術なのです。
【メリット比較】手作業 vs MOGRT
| 比較項目 | 毎回手作業で作る | MOGRTを使う |
|---|---|---|
| 所要時間 | 5分 〜 10分 (記憶を頼りに再現) | 3秒 (ドラッグ&ドロップのみ) |
| クオリティ | 毎回微妙にズレる 統一感がない | 常に完璧 1ピクセルもズレない |
| 修正対応 | 全部作り直し | 文字を打ち替えるだけ |
特に重要なのが「クオリティの統一」です。シリーズものの動画を作る時、第1回と第10回でテロップの位置や動きが微妙に違うと、視聴者に「なんか素人っぽいな」と思われてしまいます。MOGRTを使えば、誰がいつ編集しても全く同じクオリティを担保できるため、チームで編集する際にも必須の技術となります。
編集者の「資産」になる
つまり、「やればやるほど楽になる」状態を作れるのです。これこそが、時給を上げる唯一の方法です。
2. 無料で使えるMOGRTを手に入れよう

「エッセンシャルグラフィックス」パネルの活用
- Premiere Proのメニューバーから「ウィンドウ」→「エッセンシャルグラフィックス」を開きます。
- 「参照」タブをクリックします。ここに並んでいるのが、全てMOGRTです。
「Adobe Stock」のタブに切り替え、「無料」にチェックを入れて検索してみてください。ニュース番組風のテロップ、おしゃれなタイトルロゴ、SNSのフォローボタンなど、Adobe公式が選んだ数千種類のテンプレートが無料で使い放題です。
おすすめの外部配布サイト(無料あり)
- Motion Array(モーションアレイ): 海外のド定番サイト。無料素材も豊富でクオリティが高いです。
- Mixkit(ミックスキット): 完全無料。会員登録すら不要でダウンロードできる神サイトです。
サイトからダウンロードした「.mogrt」ファイルは、エッセンシャルグラフィックスパネルに直接ドラッグ&ドロップするだけでインストール完了です。あとはタイムラインに乗せるだけで、プロ級のアニメーションが動き出します。
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3. 【実践】自分だけのMOGRTを作ってみよう

ステップ1:AEでエッセンシャルグラフィックスを開く
- After Effectsでアニメーションを作成します(例:文字が下から飛び出してくる動きなど)。
- メニューの「ウィンドウ」から「エッセンシャルグラフィックス」を開きます。
- パネル内の「マスター」というプルダウンメニューから、現在作業しているコンポジションを選びます。
これで、AEが「MOGRT作成モード」になります。
ステップ2:変更したい項目をドラッグする
- 1. タイムラインのテキストレイヤーを開きます。
- 2. 「ソーステキスト」という項目を、エッセンシャルグラフィックスパネルにドラッグ&ドロップします。(これで文字の打ち替えが可能に)
- 3. 「色(塗り)」や「位置」などもドラッグ&ドロップします。
- 4. 「プロパティを編集」をクリックして、分かりやすい名前(例:「テロップの色」など)に変更します。
逆に、ここで登録しなかった項目(例えば動きの速度やフォントの種類など)は、Premiere側ではロックされ、勝手に変えられないようになります。「クライアントに勝手にデザインを崩されたくない」という場合にも、この制限機能は有効です。
ステップ3:書き出してPremiereで読み込む
保存先として「ローカルテンプレートフォルダー」を選ぶと、自動的にPremiereのパネル内に追加されるので便利です。これだけで完成!Premiere Proを開けば、あなたが作ったテンプレートが追加されています。
※注意点として、PCに入っている特殊なフォントを使うと、他のPCで開いた時にエラーになります。配布や販売を考えるなら「Adobe Fonts」などの誰でも使えるフォントで作るのがマナーです。
4. プロ級MOGRTにするための「高度な機能」

① 時間を操る「レスポンシブデザイン - 時間」
AEには、「動画の長さを変えても、最初と最後のアニメーション速度を保つ機能」があります。
AEのタイムラインでコンポジション全体を選択し、メニューの「コンポジション」→「レスポンシブデザイン - 時間」→「保護された領域を作成」を選択します。
タイムラインの最初と最後に「青い帯」が出現し、この帯の中にあるキーフレームは時間を伸ばしても速度が変わりません。これで、表示時間だけを自由自在に変えられる最強のテロップが完成します。
② 画像や動画を入れ替える「メディアの置き換え」
これを使えば、「スマホの画面ハメ込み」や「ワイプ枠のデザイン」などもMOGRT化できます。AEのエッセンシャルグラフィックスパネルに、レイヤーそのものをドラッグするだけで設定でき、Premiere側ではそこに素材をポイッと入れるだけで自動的にリサイズされて配置されます。
③ 使いやすさを追求する「ドロップダウンメニュー」
エクスプレッション制御が必要で少し専門的ですが、これができると「クリック一つでデザインが切り替わるテンプレート」が作れます。クライアントにとっても非常に使い勝手が良く、喜ばれる機能です。
5. MOGRTを作れると「仕事」になる



そういう人に向けて、ココナラやBOOTHなどで「YouTube用おしゃれテロップセット」として販売すれば、寝ている間もチャリンチャリンと売上が入る「不労所得」になるんだよ。
チーム制作での強力な武器
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まとめ:過去の自分の頑張りを「資産」に変えよう

今回は、編集者の時給を上げるための最強の時短術「MOGRT」の作り方と活用法について完全ガイドしました。
- まずは使う| 無料のMOGRTをAdobe Stockから探して便利さを体感する。
- 自分で作る| よく使うテロップをAEで作り、必要な項目だけを登録する。
- 神機能| 「レスポンシブデザイン」を設定して、長さを変えても動きが崩れないようにする。
- 資産化する| チームでの共有や販売に活用し、新たな収入源を作る。
「今日は忙しいから、テンプレートを作る時間がない…」
そう言って毎日手作業を繰り返すのは、穴の空いたバケツで必死に水を汲むようなものです。今日という一日を使って、「バケツの穴を塞ぐ作業(MOGRT作り)」に投資してみてください。
一度気合を入れてテンプレートを作ってしまえば、明日のあなたの編集スピードは間違いなく爆速になり、数時間の自由時間を手に入れることができますよ!
今日も最後まで読んでくれてありがとうございました!


